海外渡航が多い方に読んでほしい!パスポートの増補申請(令和5年3月27日廃止)
増補申請は廃止されました!

旅券法改正により、増補申請は令和5年3月27日から廃止となりました。今後、査証欄が不足した場合には、あらためて新規申請(有効期限はリセット)をするか残存有効期間同一旅券申請(有効期限はそのまま)を選択することになります。


仕事で海外に頻繁に行く人や海外旅行が好きな方のパスポートには多くのビザや税関のスタンプがされていて、パスポートの査証欄(白紙のページ)がどんどん埋まっていってしまうと思います。

ではこの査証欄が完全に埋まってしまったらパスポートは使えなくなってしまうのでしょうか?

このページでは、パスポートの増補申請についてご紹介していきます。

増補申請とは?

増補申請とは、パスポートの査証欄を40ページ増やすという手続きで、パスポート一冊につき1度しかできません。

なお、増補申請は新規申請・切替申請・記載事項変更申請と同時に行うこともできますので、あらかじめ査証欄を多く使うことが分かっている方は、増補申請を同時申請しておくと後の手間が省けるでしょう。

査証欄とは?

査証欄とは、査証(ビザ)または出入国、通関、在留許可等に伴い旅券発給国および外国の官憲が証印や関係事項を記入するために用いられるスペースのことです。

要するに、入管窓口でスタンプを押されるページのことです。

増補申請の対処となる方

  • パスポートの査証欄を増やしたい方


具体的には、海外出張が多いビジネスマンの方や海外旅行に頻繁に行く方などが対象となる可能性が高いでしょう。

増補申請の必要書類

増補申請に必要となる書類は次の通りです。

  1. 一般旅券査証欄増補申請書
  2. 有効中のパスポート
  3. 代理人の本人確認書類(代理申請の場合)


現在持っているパスポートに直接査証欄を追加する手続きとなりますので、身分を確認する書類などは不要です。

増補によって査証(ビザ)が無効になってしまうことがある!?

増補申請によって追加されるページは、査証欄最終ページと所持人記入欄の間に追加され、1.5cm程のりしろを取り、境目に刻印がされます。

お持ちの査証にそれらがかかると、査証が無効になってしまう場合があるとのことで、愛知県では最終ページに有効中の査証がある方は、あらかじめその国の大使館などに確認するよう注意喚起をしています。

申請窓口

パスポートの申請窓口は、基本的に県の窓口で行うことになるのですが、一部の市町村では県から事務の委任がされており、市町村役場に窓口が開設されているところもあります。

市町村に申請窓口がある場合、その市町村に住民登録している方は基本的に県の窓口は利用できませんのでご注意ください。

手数料

パスポートの交付および各種手続きには手数料が必要となります。

これらの手数料は収入印紙と愛知県証紙によって支払うことになっています。

お手続き 収入印紙 愛知県証紙 合計
新規・更新 10年 14,000円 2,000円 16,000円
5年(12歳以上) 9,000円 2,000円 11,000円
5年(12歳未満) 4,000円 2,000円 6,000円
記載事項変更 4,000円 2,000円 6,000円
増 補 2,000円 500円 2,500円

収入印紙および証紙は受取りの際に必要となります。
申請日が12歳の誕生日の前日の場合は、12歳とみなされますのでご注意ください。

申請から発給までの日数

申請から発給までにかかる日数は次の通りです。

申請窓口によって交付までの日数が異なりますのでご注意ください。

お手続き 申請窓口
愛知県旅券センター
東三河広域連合(豊橋窓口)
その他の県の窓口
市町村の窓口
新規・切替
記載事項変更
6日目以降 8日目以降
増補 2日目の午後1時以降 5日目以降