このページではパスポートの切替申請、いわゆる更新についてご紹介していきます。
切替申請(更新)の対象となる方
切替申請とは、いわゆる更新手続きということになりますが、これまでにパスポートを取得した方すべてが対象となるわけではありません。
- パスポートの有効期間が1年未満になった方
- パスポートを損傷してしまった方
- パスポートの査証欄が残り少なくなった方
切替申請とは、パスポートの有効期間内に行う手続きであることが分かります。
なお、有効期間が満了しているものについては新規申請をすることになりますので注意が必要です。
このページでは、パスポートの新規申請についてご紹介していきます。 新規申請の対象となる方 新規申請というと、はじめてパスポートを取得する方だけが対象となるのではないかと考えてしまいがちですが、実はそれだけではありません。
パスポートは海外へ渡航する際に必ず必要となるものですし、渡航先では身分証明書となる重要なものです。 ですから、一般的には雑に扱ったりせず、大切に保管する方がほとんどではないでしょうか?
まずは次の条文をご覧ください。 旅券法3条1項(抜粋) 一般旅券(パスポート)の発給を受けようとする者は、国内においては都道府県に出頭の上都道府県知事を経由して外務大臣に、国外においては最寄りの領事館に出頭の上領事官に提 …
新規申請よりも切替申請(更新)した方が得なのか?
巷では、会員登録などで有効期間内に更新手続きをしたほうが手数料が安くなるといったことがよくありますが、パスポートについてはどうなのでしょうか?
切替申請の方が新規申請よりもお得なんでしょうか?
結論から言うと、手数料は全く同じです。
強いて言うと、新規申請では必要書類として本人確認書類が必要であるのに対し、切替申請では不要となる点です。
したがって、すでにパスポートを持っている方であっても、海外へ渡航する予定が無いのにも関わらず期限が切れそうだからといって慌てて更新をする必要は全くありません。
たとえ有効期間が切れてしまったとしても、また海外へ行く機会ができたときに新規申請をしたほうが、結果的に有効期間を長く利用することができることになります。
切替申請(更新)の必要書類
切替申請に必要となる書類は次の通りです。
- 一般旅券発給申請書
- 戸籍謄本または戸籍抄本(6か月以内のもの・戸籍抄本は不可)省略できる場合あり
- パスポート用の写真(6か月以内に撮影されたもの)
- 有効中のパスポート
- 住民票 必要となる方のみ
- 代理人の本人確認書類(代理申請の場合)
新規申請との大きな違いは、本人確認書類が不要という点です。
しかし、有効期間が切れた方が再び新規申請する場合で、有効期間満了後6か月以内であれば有効期間切れのパスポートを本人確認書類として利用することができますので、実質不要というケースもあります。
もちろん、はじめて新規申請をする方は例外なく本人確認書類が必要となりますので混同しないようにご注意ください。
パスポートをはじめて取得する方、有効期間がきれて再度申請される方(いわゆる新規申請される方)は申請の際に必ず本人確認書類を提出または提示しなければなりません。
戸籍謄本が省略できる方
必要書類の1つである戸籍は常に必要となるわけではなく省略できるケースもあります。
パスポート申請をする際に必要書類として戸籍謄本または戸籍抄本が必要とされていますが、実は省略できることがあることをご存知だったでしょうか?
記載事項に変更がなくても省略ができない場合
本籍や苗字など、パスポートに記載されている事項に変更がなかったとしても、以下の事項に該当する場合は、戸籍を省略することができなくなりますのでご注意ください。
- パスポートを著しく損傷した場合
- 外国人との婚姻等のため初めてヘボン式以外のローマ字表記や別名併記を希望される方
住民票が必要となる方
住民票はすべての方が必要となるわけではなく、次に該当する方のみ必要となります。
- 愛知県内に住民登録がない方
- 申請の1週間程度前に引っ越しをした等で愛知県の住基ネットにデータが反映されていない方
- 住民基本台帳ネットワークでの検索を希望されない方
住基ネットを利用できない方または検索を希望しない方は、追加で住民票をとるための手数料を負担しなければならないということになります。
切替申請(更新)によって有効中のパスポートはどうなる?
切替申請はパスポートが有効期間内に行う手続きですが、有効中のパスポートはどうなってしまうのでしょうか?
有効中のパスポートは切替申請の際に窓口に提出することになり、この返納されたパスポートは新しいパスポートが発行されたときに失効することになります。
したがって、切替申請中は海外へ渡航することはできません。
なお、残っていた有効期間は残念ながら切り捨てとなります。
ちなみに余談ですが、有効中パスポートの旅券番号と新たに発給を申請されたパスポートの旅券番号は異なります。
申請窓口
パスポートの申請窓口は、基本的に県の窓口で行うことになるのですが、一部の市町村では県から事務の委任がされており、市町村役場に窓口が開設されているところもあります。
市町村に申請窓口がある場合、その市町村に住民登録している方は基本的に県の窓口は利用できませんのでご注意ください。
パスポートの申請・受取窓口は、県の窓口と市町村の窓口が設けられています。 東三河広域連合を除き、もしお住いの市町村に窓口が設けられている場合には市町村の窓口を利用しなくてはならず、原則的に県の窓口を利用することは出来ませ …
手数料
パスポートの交付および各種手続きには手数料が必要となります。
これらの手数料は収入印紙と愛知県証紙によって支払うことになっています。
お手続き | 収入印紙 | 愛知県証紙 | 合計 | |
---|---|---|---|---|
新規・更新 | 10年 | 14,000円 | 2,000円 | 16,000円 |
5年(12歳以上) | 9,000円 | 2,000円 | 11,000円 | |
5年(12歳未満) | 4,000円 | 2,000円 | 6,000円 | |
残存有効期間同一旅券申請 | 4,000円 | 2,000円 | 6,000円 |
収入印紙および証紙は受取りの際に必要となります。
申請日が12歳の誕生日の前日の場合は、12歳とみなされますのでご注意ください。
パスポート申請をする際、収入印紙と都道府県証紙でもって手数料を納めなければなりません。 このうち印紙代ですが、12歳未満だと4,000円であるのに対し、12歳以上になると9,000円となって通常の手数料になります。
申請から発給までの日数
申請から発給までにかかる日数は次の通りです。
申請窓口によって交付までの日数が異なりますのでご注意ください。
お手続き | 申請窓口 | |
---|---|---|
愛知県旅券センター 東三河広域連合(豊橋窓口) |
その他の県の窓口 市町村の窓口 |
|
新規 切替新規 残存有効期間同一旅券 |
6日目以降 | 8日目以降 |
おそらく多くの方が、パスポートの申請をしたらどれくらいの期間で発給されるのかとても気になると思います。
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<対象となる市町村>
弥富市・あま市・大治町・蟹江町・飛島村
豊明市・日進市・豊山町・東郷町・長久手町・みよし市
大口町・扶桑町
愛西市・一宮市・春日井市・小牧市・津島市の方は各市役所でのお受取りとなります。
その他の市町村の方は、愛知県旅券センターでのお受取りとなります。
<基本料金について>
別途、法定費用が必要となります。